今回は、ヴィクトリア国立美術館にて、現在大盛況の草間彌生展についてご紹介します。
ヴィクトリア国立美術館(NGV:National Gallery of Victoria)は、オーストラリアで最も古い美術館であり、そのコレクション数もさることながら、企画展の分野も多岐にわたり、ローカル達の話題にもよくあがります。
その草間展の好評ぶりですが、チケット売り場はほぼいつも行列。時によっては数時間待ちとなり、予約が必要になることもあるほどです。世界で最も有名な存命アーティストの一人である草間氏。彼女の作品を、200点近く集めた大回顧展。美術館前の並木道が、草間氏のトレードマークである水玉模様で飾られていることからも、NGVの力の入れようが伝わってきます。
『この展示会は、彼女の「Infinity Rooms」だけでなく、さらなる多くのことを考えさせられるものを提供している』とABC(オーストラリア国営放送局)ウェブサイトでは紹介されていました。
https://www.abc.net.au/news/2024-12-20/yayoi-kusama-japanese-artist-ngv-infinity-rooms/104730818
(筆者注釈「Infinity Rooms/無限の部屋」とは、鏡と光を利用した三次元空間アート、彼女の代表作品の一つです。)
上記の言葉通り、彼女の約80年にも及ぶ作品を観るだけでなく、時代背景やジェンダー問題、生と死、異文化についてなど、多くのことを感じ、また考えることができる展覧会でした。
そして、年配のカップルや女性グループが、作品とともにはしゃいでセルフィーを撮影している様子は微笑ましいものがありました。草間彌生氏の作品からだけでなく、そんな会場の雰囲気からも良いエネルギーをもらいました。
メルボルンの新築不動産はこちらのページでご案内中。
メルボルンの物件はmiho@djsmith.com.auまでお気軽にお問合せください。