メルボルンのお気に入りの一つに、私は図書館をあげたいと思います。
ここメルボルンの図書館は、本を借りるためだけの施設ではありません。地域のコミュニティーセンターになっている図書館が多く、貸しスペースもあり、無料映画上映会や講演など、様々なイベントやワークショップが行われています。さらには、建築物としても面白い図書館が多いのです。
今回は、メルボルン市内にある7つの図書館のうち、古い建築物を利用したものをご紹介します。
こちらは、サウスバンク(Southbank)図書館の外観です。1885年に建てられた古い建築物であり、かつては女子校として利用されていたとのことです。サウスバンクはCBD(セントラルビジネスディストリクト)からヤラ川を隔てた反対側に位置するため、オフィスビルや高層マンション、そしてカジノもあるエンターテイメントエリア。そんな街中に建っているこの建築物は、地域のコミュニティホールにもなっていて、母子健康保険サービスや、週一回の卓球クラブ、ブッククラブなどなど、様々なサービスを提供しています。
きれいに改築され、古い建物がかもし出す、居心地の良い読書空間。
図書館員のお勧めコーナーも充実。身分証明書;ID(パスポート可)と住所を提出すると、メンバーカードが作れ、書籍の貸し出しや、インターネット利用も可能。
どの図書館にもある情報貼り出しコーナー
こちらはメルボルン大学の近く、カールトン(Carlton)にあるキャサリーンシム(Kathleen Syme)図書館。カールトンはイタリア人街として有名なライゴン(Lygon Street)通りもある、美味しいカフェやレストランの多いエリアです。
1850年代に建築され、のちに看護師のための教育施設として使用されたあと、2015年から、図書館として利用されています。
こちらの図書館は、サウスバンク図書館より広く、開催イベントもさらに多岐にわたっています。私が参加したものだけでも、ヨガクラス、コミュニティランチ(地域の人や留学生など参加者共同でランチを作り、交流するもの)、日本人向け公共サービスの説明会などです。
ローカルに密着し、多くの人が利用できる図書館は、とても有用な公共サービス機関なのです。
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